2013年6月号 『あしがむずむず』 は病気なのかもしれません

あなたはこんな経験ありませんか?

夕方や夜寝る前、長い間じっとしていると、脚(あし)に不快感があり「むずむずする」「虫が這っている」「ピクピクする」「ほてる」「ピリピリする」「かゆい」などの症状が、脚の内部で起こり脚を動かさずにはいられなくなるような事が現れませんか?
 また、昼間でも、からだをあまり動かさない映画の鑑賞中、電車や飛行機での移動中、そして重要な会議の最中に脚がむずむずする等の不快感がありませんか?

むずむず脚症候群とは

このような症状があるようでしたら「むずむず脚症候群」という病気かもしれません。この「むずむず脚症候群」はごく身近にある病気の一つで、女性に多い傾向にあり、年齢と共に多くなり、日本では人口の2%~5%の潜在患者がいるといわれており、治療が必要な人は約200万人にのぼるというデータもあります。この「むずむず脚症候群」は別名レストレスレッグス症候群(RLS)とも言われ、次の4つの臨床症状で診断されます。①むずむずする違和感で脚を動かしたいという強い欲求がある。②脚の不快感や動かしたいという欲求が安定時に始まる、又は憎悪する。③脚を動かすことにより、症状又は欲求が改善する。④脚を動かしたいという衝動は、夕方(あるいは夜)に増悪する。

このような症状があるようでしたら「むずむず脚症候群」という病気かもしれません。
この「むずむず脚症候群」はごく身近にある病気の一つで、女性に多い傾向にあり、年齢と共に多くなり、日本では人口の2%~5%の潜在患者がいるといわれており、治療が必要な人は約200万人にのぼるというデータもあります。
この「むずむず脚症候群」は別名レストレスレッグス症候群(RLS)とも言われ、次の4つの臨床症状で診断されます。

①むずむずする違和感で脚を動かしたいという強い欲求がある。
②脚の不快感や動かしたいという欲求が安定時に始まる、又は憎悪する。
③脚を動かすことにより、症状又は欲求が改善する。
④脚を動かしたいという衝動は、夕方(あるいは夜)に増悪する。

むずむず脚症候群をそのままにしておくと

夜に症状がある方は、昼間に眠気を感じたり、物事に集中できなくなったりします。
こうした状態が続くと、気持ちにも影響して積極性が無くなったり、落ち込むことが多くなったりして、日常生活にも影響を与えかねません。

むずむず脚症候群の原因と治療方法は

「むずむず脚症候群」が起こるメカニズムは、まだはっきり解明されていませんが、治療方法はあります。その治療方法は、生活改善などの薬を使わない非薬物療法とくすりを使う薬物療法があります。
薬物療法の代表的なものに内服薬の「ビ・シフロール錠」・「レグナイト錠」や、貼り薬の「ニュープロパッチ」があり、健康保険での治療が可能です。(2013年6月現在)

誰に相談したら良いのか?

私はむずむず脚症候群かもしれない?と思ったら、かかりつけのお医者さんに相談してみてはいかがでしょう。相談すると、その先生が治療を開始するか、または適切な病院を紹介して頂けるでしょう。

まとめ

「むずむず脚症候群」は日常生活に影響を与えかねない立派な病気です。治療方法や治療薬がありますので、心当たりのある方はお医者さんに相談しましょう。

【文責 望月裕夫】

参考文献
・「あなたのその症状 レストレスレッグス症候群かも!?」大塚製薬株式会社 患者用冊子
・「よく知って、きちんと相談。むずむず脚症候群」日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 患者用冊子
・「リゲイン望月のバーチャル講演会 “むずむず”はクスリで治る時代のはなし」文化連情報2010・7
・「むずむず脚症候群とは」 アルフレッサ株式会社DIグループ資料 2006年7月26日