2014年9月号『頭痛についての話題』

頭痛の種類

広辞苑で「頭痛」を調べてみますと「前頭部・側頭部・後頭部の全部、またはその一部に発する痛みで、諸種の疾病に伴う症状。頭風」と書いてあり、また、「心配。心痛。」とも書いてあります。
後者は「頭痛の種」等使われ、症状としての頭痛とは関係なさそうです。
「頭痛」は大きく分けて３つに分けたいと思います。
・いきなり、バットで殴られたような頭痛
・片頭痛
・緊張型頭痛

いきなり、バットで殴られたような頭痛

いままで、経験したことがない、いきなりバットで殴られたような頭痛の時は、もしかしたら「くも膜下出血」かもしれません。そのような場合はすぐに救急車を呼びましょう。

片頭痛

症状は、脈打つように痛み、吐き気を伴うことがあり、頭の片側だけが痛いとは限らず、両側が痛むことがあります。
片頭痛が起こる直前に肩こりが出る方や目の前にチカチカした光が現れる方もいます。
いったん痛み出すと２～３日続き、１か月に１度から数度と周期的に頭痛を繰り返すことがあります。

緊張性頭痛

症状は、後頭部から首筋を中心に頭全体からギューッと締め付けられるように痛みます。
数時間で収まる場合や、頭痛が数か月以上続くこともあります。
慢性化するケースもあるようです。

片頭痛と緊張性頭痛

上記の「片頭痛」「緊張型頭痛」を併せ持つ方もいます。

頭痛持ちの方は

１５歳以上の日本人のうちに３人に１人は「片頭痛」・「緊張型頭痛」の頭痛持ちで、３千万人以上の方が頭痛に悩んでいると言われています。
日常生活に支障をきたす頭痛、「たかが頭痛」と考えずに、かかりつけのお医者さんへ受診をするかかかりつけの薬局へのご相談をおすすめします。

　当薬局では「片頭痛」「緊張型頭痛」の処方箋薬を各種取り揃えており、処方箋による調剤の対応をいたしておりますので、お気軽にお立ち寄りください。