2015年6月号 『関節痛』

梅雨と関節痛

6月といえば梅雨の季節ですね。この時期、膝などの関節が痛んだり、古傷が痛んだり・・・と感じる方が多いのではないでしょうか。または、関節痛により天気を予想できる方もいらっしゃるかもしれません。これは気のせいではなく、天気痛として研究されています。天気痛が起こる理由としては、内耳などにあるセンサーが気圧や気温の低下を感知し、自律神経のうち交感神経の緊張を引き起こし、痛覚神経を活発化させ、痛みを強く感じさせているのではないかと考えられています。

6月といえば梅雨の季節ですね。この時期、膝などの関節が痛んだり、古傷が痛んだり・・・と感じる方が多いのではないでしょうか。または、関節痛により天気を予想できる方もいらっしゃるかもしれません。これは気のせいではなく、天気痛として研究されています。天気痛が起こる理由としては、内耳などにあるセンサーが気圧や気温の低下を感知し、自律神経のうち交感神経の緊張を引き起こし、痛覚神経を活発化させ、痛みを強く感じさせているのではないかと考えられています。

変形関節症について

日本で一番多い関節痛は、変形性関節症です。膝で起こる頻度が高く、年齢が高くなるほど男性よりも女性に多く発現します。体重増加などの何らかの理由により関節に負担がかかることで軟骨が傷つき、さらに軟骨成分も減少し、軟骨がクッションの役割をできなくなるからと考えられています。はじめは、関節に負荷がかかった時に痛みを生じ、安静にしていれば治まります。しかし、症状が進行すると、炎症を起こし、関節に関節液がたまったりします。安静にしていても痛む、歩けば歩くほど痛みが増すなどの場合は症状が進行している可能性がありますので、早めに医療機関に受診しましょう。治療としては運動療法や薬物療法があります。お薬は、消炎鎮痛成分が含まれている飲み薬・貼り薬や塗り薬、関節内に直接注入するヒアルロン酸などがあります。またOTC薬品やサプリメントでは、軟骨成分であるコンドロイチンやグルコサミンなどが含まれた多くの製品が販売されていますが、使用する前に主治医に相談するようにしましょう。なお、激しい痛みと高熱がある場合は、インフルエンザ・関節リウマチや他の関節炎が疑われますので、早急に医療機関に受診してください。

日本で一番多い関節痛は、変形性関節症です。膝で起こる頻度が高く、年齢が高くなるほど男性よりも女性に多く発現します。
体重増加などの何らかの理由により関節に負担がかかることで軟骨が傷つき、さらに軟骨成分も減少し、軟骨がクッションの役割をできなくなるからと考えられています。はじめは、関節に負荷がかかった時に痛みを生じ、安静にしていれば治まります。しかし、症状が進行すると、炎症を起こし、関節に関節液がたまったりします。安静にしていても痛む、歩けば歩くほど痛みが増すなどの場合は症状が進行している可能性がありますので、早めに医療機関に受診しましょう。
治療としては運動療法や薬物療法があります。お薬は、消炎鎮痛成分が含まれている飲み薬・貼り薬や塗り薬、関節内に直接注入するヒアルロン酸などがあります。
またOTC薬品やサプリメントでは、軟骨成分であるコンドロイチンやグルコサミンなどが含まれた多くの製品が販売されていますが、使用する前に主治医に相談するようにしましょう。
なお、激しい痛みと高熱がある場合は、インフルエンザ・関節リウマチや他の関節炎が疑われますので、早急に医療機関に受診してください。

関節痛を軽減するために、太り過ぎに注意し、日頃から少しずつ軽い運動を行い、筋力を鍛えましょう。

関節痛を軽減するために、太り過ぎに注意し、日頃から少しずつ軽い運動を行い、筋力を鍛えましょう。