2015年7月号 『夏に起きる肺炎とは??』
夏型過敏性肺炎とは
過敏性肺炎とは、塵やほこりなどを繰り返し吸い込んでいるうちに、アレルギー反応を起こして発症する肺炎のことをいい、現在では50種類以上の過敏性肺炎が知られています。そのうちの4分の3を占めている過敏性肺炎が、6月から10月をピークに発症する夏型過敏性肺炎です。
おかしいと思ったら・・・
の肺炎の特徴は、発症し始めの頃に原因となる場所から数日離れると症状が緩和することです。慢性化すると、次第に肺胞が線維化して硬く縮む肺線維症になり、もとに戻るのが難しくなりますので、夏風邪と言って放置するのでなく、毎年この時期に咳がでる方は、このような特徴がみられる方は、できるだけ早く医師に相談することをお奨め致します。早い時期の治療であれば、ステロイド薬がよく効きます。
日頃から、カビが繁殖しない風通しのよい環境作りを心がけましょう!