2015年7月号 『夏に起きる肺炎とは??』

7月に入り、梅雨が明けるまであと少しになりました。夏休みも近づき、楽しい季節である一方、なぜか毎年、この時期に咳が出始め風邪のような症状がでてしまうという方はいませんか。もしかしたら、それは肺炎かもしれません。肺炎は冬に起こることが多いと思われるかもしれませんが、夏でも起こることがあります。風邪だと思い放置してしまうと、また翌年に発症しそれを繰り返すことによって、肺の機能を弱めてしまう危険もあるのです。

7月に入り、梅雨が明けるまであと少しになりました。夏休みも近づき、楽しい季節である一方、なぜか毎年、この時期に咳が出始め風邪のような症状がでてしまうという方はいませんか。もしかしたら、それは肺炎かもしれません。肺炎は冬に起こることが多いと思われるかもしれませんが、夏でも起こることがあります。風邪だと思い放置してしまうと、また翌年に発症しそれを繰り返すことによって、肺の機能を弱めてしまう危険もあるのです。

夏型過敏性肺炎とは

過敏性肺炎とは、塵やほこりなどを繰り返し吸い込んでいるうちに、アレルギー反応を起こして発症する肺炎のことをいい、現在では50種類以上の過敏性肺炎が知られています。そのうちの4分の3を占めている過敏性肺炎が、6月から10月をピークに発症する夏型過敏性肺炎です。

この病気の原因は、トリコスポロンという高温多湿で育つカビです。高温多湿の梅雨の時期に発生し、それを吸い込むことで夏に発症するのです。繁殖しやすい場所は、エアコン内部、台所の水周り、洗面所、風呂場、畳の下などの腐木などが挙げられます。トリコスポロンの胞子は極めて微細で飛散しやすく、肺胞の中まで吸い込まれやすいので肺炎を引き起こします。症状は、初めて発症した時は発熱や咳といった症状が出ますが、慢性化すると咳だけが強くでて、息切れまで起こすことがあります。

この病気の原因は、トリコスポロンという高温多湿で育つカビです。高温多湿の梅雨の時期に発生し、それを吸い込むことで夏に発症するのです。繁殖しやすい場所は、エアコン内部、台所の水周り、洗面所、風呂場、畳の下などの腐木などが挙げられます。トリコスポロンの胞子は極めて微細で飛散しやすく、肺胞の中まで吸い込まれやすいので肺炎を引き起こします。症状は、初めて発症した時は発熱や咳といった症状が出ますが、慢性化すると咳だけが強くでて、息切れまで起こすことがあります。

おかしいと思ったら・・・

の肺炎の特徴は、発症し始めの頃に原因となる場所から数日離れると症状が緩和することです。慢性化すると、次第に肺胞が線維化して硬く縮む肺線維症になり、もとに戻るのが難しくなりますので、夏風邪と言って放置するのでなく、毎年この時期に咳がでる方は、このような特徴がみられる方は、できるだけ早く医師に相談することをお奨め致します。早い時期の治療であれば、ステロイド薬がよく効きます。

日頃から、カビが繁殖しない風通しのよい環境作りを心がけましょう!