2013年5月号 『初夏の旬食材』
栄養かわら版 平成25年5月号初夏の旬食材

GW明けから起こりやすいといわれる「五月病」。決まった定義がある訳ではありませんが、この時期には、新生活などの環境変化による緊張感が解け、無気力な状態に見舞われることが多いため、このように言われます。そんな時は、免疫力が低下し、ちょっとしたことで体調を崩すことも多いようです。栄養たっぷりの旬食材を美味しく頂いて、「五月病」を吹き飛ばしましょう!
おススメ旬食材① そら豆
サヤが空に向かってつくから「空豆」、サヤが蚕の形に似ているから「蚕豆」…とも書きます。
炭水化物、タンパク質も豊富ですが、ビタミンB2の含有量は豆の中でもトップクラス!
ビタミンB2は皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるビタミンです。

- 鮮度は3日間!と言われるほど鮮度が落ちやすい食材。さやに入った状態の物を選びましょう。
- さやはみずみずしく、弾力があるものを。
- 乾燥に弱いので、ビニール袋に入れて冷蔵庫保存。
- ゆでた豆は冷凍もできます。
そら豆ごはん(1人分259kcal)
茹でるだけでも、充分美味しいそら豆ですが、たまにはこんなご飯にしてみては?
塩分を控えるため、塩はお茶碗によそってから、適量を振っていただきます。

(材料 2人分)
そら豆(さや付き) | 300g |
A:水 | 1カップ |
酒 | 小さじ1強 |
みりん | 小さじ1 |
米 | 120g |
いりごま | 小さじ1/3 |
塩 | 0.6g |
- 米は洗って、約30分ザルにあけておく
- そら豆はさやをむき、鍋にAを入れて煮立て、そら豆をやわらかくなるまで茹でる。
- ゆでた豆は皮をむく。ゆで汁はとっておく。(3/4カップに足りない場合は水を加えて調整する)
- 炊飯釜に米をいれ、ゆで汁3/4カップを加えて炊き上げる。
- 炊き上がったら、軽く混ぜ、塩を振っていただく。
おススメ旬食材② かつお
初夏にとれる鰹を「初鰹」と言い、秋の「戻り鰹」に比べてさっぱりとした味わいです。
たんぱく質の他、ビタミンB・Dが豊富。血合いの部分には鉄分や、コレステロール、血圧を下げる作用のあるタウリンも多く含まれています。

赤紅色が鮮やかで、血合いの部分がはっきりしているものが新鮮。
玉虫色になっている物は、鮮度が落ちているので避けましょう。
鰹ステーキ 大根サラダ添え(1人分135kcal)
おなじみの鰹のたたきを和風ステーキ風に。付け合せの白ネギの代わりに、旬の新玉ねぎを使っても良いでしょう。

(材料 2人分)
かつお(一切れ70g) | 2切れ |
油 | 大さじ1/2 |
にんにく | 2g |
あさつき | 10g |
白ネギ | 20g |
大根 | 60g |
昆布茶 | 小さじ1/2 |
わかめ(水戻し) | 20g |
ミニトマト | 4個 |
レモン | 1/4個 |
ポン酢しょうゆ | 大さじ2 |
にんにくは薄切りにし、あさつきは1cm長さに切る。白ねぎは5cm長さに切って縦に切りこみを入れ、芯を取って細切りにし、水にさらして水けをきる。
大根は短冊切りにし、昆布茶を振ってもむ。貝割れ菜は根元を落として長さを半分に切り、わかめは水けをきって食べやすく切る。大根、貝割れ菜、わかめを合わせる。ミニトマトはヘタを取り、レモンはくし形切りにする。
フッ素樹脂加工のフライパンに、サラダ油とにんにくを入れて火にかけ、香りがたったら かつおを入れて焼く。
焼き上がったら少しおいて冷まし、食べやすく切り分ける。皿に②とかつお、にんにくを盛りつける。白ねぎと、あさつきをのせ、ぽん酢醤油を添える。
他にも、旬の食材を使ったレシピを知りたい方はこちらへ・・・
http://www.daiichisankyo.co.jp/ehr/