2014年2月号 『旬の食材~2月~』
栄養かわら版 平成26年2月号 旬の食材 ~2月~
旬の食材は栄養豊富で、スーパーなどでは他の時期に比べ安価で売られています。
そんないいことずくめの旬の食材を、献立に取り入れましょう!
「あさり」
あさりはビタミンB12や鉄、タウリンが豊富。ビタミンB12や鉄は貧血の予防に効果があります。
タウリンは肝臓の細胞を修復したり、コレステロールの排泄を促進します。貧血気味の方やお酒を飲み過ぎた方にもおすすめの食材です。
日本人の食卓にもっともなじみ深い貝ともいえるあさり。味は産地によって大差はないと言われ、値段は産地よりも大きさによって決まる。
炊き込みご飯、酒蒸し、みそ汁などの和食からクラムチャウダーなどの洋食まで、様々な調理法があるのも魅力です。
あさりと白菜の蒸し物


材料(2人分)
あさり(殻つき) 250g
白菜 120g
酒 大さじ 1強
三つ葉 6g
① 白菜は芯と葉に切り分け、芯は食べやすい大きさのそぎ切りにし、葉はザク切りにする。三つ葉は1cm長さに切る。
② 耐熱性の器に白菜を敷いてあさりをのせ、酒を振る。蒸気の上がった蒸し器に入れて2〜3分蒸し、あさりの口が開いたら取り出し、三つ葉を散らす。
「いか」
いかもあさりと同様にタウリンが多く含まれるほか、ビタミンB2やビタミンE、ナイアシンや亜鉛など様々な栄養が含まれています。特にナイアシンは、エネルギー産生や脂質の代謝、アルコールの分解などに関わる大事な栄養素です。
やりいかは淡泊な味ですが甘みがあるため寿司飯と相性が良い種類です。するめいか(まいか)は大きく、食べられる部分が多いため1ぱいで2品は作れ経済的。また、いかは冷凍しても味、栄養が落ちないうえ、刺身にもできます。脂肪が少ないため酸化に強く、再冷凍も可能です。

「みずな」
みずなはβ―カロテンやビタミンCが多く含まれる野菜です。また、カルシウムや鉄分など、意外なミネラル類も多く含み、特に女性には積極的にとって頂きたい食材です。
食物繊維も多いので、便秘気味の方や血糖値の気になる方にもおすすめです。
豆乳野菜うどん

材料(2人分)
うどん,ゆで(冷凍) 400g
豆乳 100g
しょうが汁 小さじ 1/2強
鶏もも肉 皮なし60g
ごぼう 40g
干し椎茸 2枚
水菜 60g
人参 20g
Aだし汁 1 カップ
A干し椎茸戻し汁 80ml
A醤油 小さじ 2
Aみりん 小さじ 2
A砂糖 小さじ 2/3
A塩 小さじ 1/6弱
① 鶏肉はひと口大に切る。ごぼうはささがきにして水にさらし、水けをきる。干し椎茸は水につけて戻し、水けを絞って細切りにする(戻し汁はとっておく)。
② 水菜は熱湯でサッとゆで、冷水にとって水けを絞り、根元を落として4cm長さに切る。人参は4cm長さのせん切りにし、熱湯でゆでてザルに上げ、水菜と混ぜ合わせる。
③ 鍋にAを合わせて火にかけ、煮立ったら1を入れて煮る。アクを取り、火が通ったら豆乳を加えてひと煮立ちさせ、しょうが汁を加えて火を止める。
④ うどんは熱湯でサッとゆで、湯をきる。どんぶりにうどんを盛り、3を注ぎ、2をのせる。
「春菊」
春菊にはビタミンA、ビタミンB1、B2、C、カリウム、鉄分などが豊富に含まれています。特にビタミンAには免疫力を高めて病原体を寄せ付けない効果があるので、風邪の流行するこの時期にとっておきたい栄養素のひとつです。
春菊とカニカマのゴマ酢和え


材料(2人分)
春菊 100g
カニ風味かまぼこ 10g
Aいりごま 6g
Aしょうゆ 小さじ1
A砂糖 小さじ2/3
① 春菊は熱湯でゆで、冷水にとって水気を絞り、根元を落として4cm長さに切る。かに風味かまぼこは3cm長さに切り、細く裂く。
② ボウルにAを入れて混ぜ、①を加えて和える。
こちらにレシピはのっています→http://www.daiichisankyo.co.jp/ehr/index.html