尿路結石の原因と対策
尿路結石症とは、腎臓結石・尿管結石・膀胱結石などの総称です。
結石の7~8割を占めるのがカルシウム結石です。
主成分はシュウ酸カルシウムで、尿中に増えることで悪影響を及ぼします。
つまり、シュウ酸を発生させる食べ物の摂取が一つの大きな原因となります。
次いで5~10%を占める尿酸結石は、尿酸値が上がることが原因です。

(1)水分をたくさんとる
一度に大量に飲むのではなく、コップ1杯の水を小分けにして飲みましょう。
水分をしっかり摂ると尿の量が増えて結晶ができにくくなり、尿路の活動が活発になるため、不要なものは排泄されます。

(2)動物性たんぱく質・動物性脂肪は控えめに
動物性たんぱく質を多く摂ると、結石ができやすくなります。
また、動物性たんぱく質にはプリン体が多く含まれ、プリン体は体内で代謝されると尿酸となり、尿酸の濃度が高まると尿酸結石ができ、それを核にしてカルシウム結石もできやすくなります。
(3)シュウ酸を含む食品を摂りすぎない
シュウ酸は強力な結石を作る原因になります。尿中のシュウ酸が多い人は、尿管結石の再発率も高いといわれています。
<シュウ酸を多く含む食品>
葉菜類の野菜,タケノコ,紅茶,コーヒー,お茶(とくに玉露・抹茶),バナナ,チョコレート,ココア,ピーナッツ,アーモンド、ブロッコリー、キャベツなど
しかし、シュウ酸は水に溶けるので、ゆでることでシュウ酸を約半分に減らせます。
また、カルシウムと一緒に摂ると腸管内でシュウ酸とカルシウムが結合し、便として排泄されるので尿中へのシュウ酸の排泄を抑えられます。
(4)塩分と糖分は控えめに
塩分をたくさん摂ると尿中へのナトリウムの排泄量が増えるだけでなく、カルシウムの排泄量も増加して、シュウ酸カルシウム結石ができやすくなります。
砂糖の過剰摂取は、尿中へのカルシウム排泄が増えてカルシウム結石の形成につながります。
(5)カルシウムは適度に摂る
カルシウムは腸管内でシュウ酸と結びついて不溶性のシュウ酸カルシウムとなり、便として排泄されます。これにより、尿中へのシュウ酸の排泄が抑えられます。
(6)クエン酸を適度に摂る
クエン酸は尿管結石の形成を抑制する重要な物質で、尿中でカルシウムとシュウ酸が結合するのを妨げ、シュウ酸カルシウムの結晶化やリン酸カルシウムの結晶化を防ぎます。

<カルシウムは適度に摂る理由>
一昔前までは、結石の主成分がカルシウムなので、カルシウムの摂取を控えた方が良いと言われていました。でも今は、カルシウムも尿路結石予防に効果的だという事が分かってきています。
カルシウムを摂取する事で、結石の原因となるシュウ酸を体外に排出しやすくなるからです。シュウ酸は、カルシウムと結合すると便となって排出されます。その為、体内で結石が作られにくくなります。
※高カルシウム血症の要因がある方はカルシウムの摂取量に気を付けましょう