2019年6月号『LH比について』

●コレステロールとは? コレステロールには、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と善玉コレステロール(HDLコレステロール)があります。LDLコレステロールは動脈硬化の原因になるといわれており、HDLコレステロールは余分なコレステロールを減らす役割があります。 一般的に、LDLコレステロールが140mg/dL未満、HDLコレステロールが40mg/dL以上の場合、正常です。

●コレステロールとは?
コレステロールには、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と善玉コレステロール(HDLコレステロール)があります。LDLコレステロールは動脈硬化の原因になるといわれており、HDLコレステロールは余分なコレステロールを減らす役割があります。
一般的に、LDLコレステロールが140mg/dL未満、HDLコレステロールが40mg/dL以上の場合、正常です。

●LH比とは?
従来はLDLコレステロールが少なければよいという考え方でした。しかし、近年になってLDLコレステロールが140未満の人でも心筋梗塞になるケースがあり、また、HDLコレステロールが高い人でもまれに動脈硬化を起こすことが分かってきました。つまりこれまで推奨されてきた基準値内でも動脈硬化になる可能性があり、新たな指標が必要になってきました。そこで重視されているのが、「LH比」です。
LH比とは、「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値」のこと。

LDLコレステロール値が正常であっても、HDLコレステロール値が低いと動脈硬化を起こす例が多いため、予防には両方のバランスを示すLH比が参考となります。LH比が2.5以上だと動脈硬化や血栓のリスクが高いため、「ほかの病気がない場合は2.0以下に」、「高血圧や糖尿病がある場合、あるいは心筋梗塞などの病歴がある場合には1.5以下に」を目安とする病院が増えています。

LDLコレステロール値が正常であっても、HDLコレステロール値が低いと動脈硬化を起こす例が多いため、予防には両方のバランスを示すLH比が参考となります。LH比が2.5以上だと動脈硬化や血栓のリスクが高いため、「ほかの病気がない場合は2.0以下に」「高血圧や糖尿病がある場合、あるいは心筋梗塞などの病歴がある場合には1.5以下に」を目安とする病院が増えています。

●LH比を改善するには LH比を改善するには、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことが大切です。 悪玉コレステロールを減らすには、海藻類・青魚・大豆製品などを積極的に食べましょう。善玉コレステロールを増やすには、生活の中に運動を取り入れましょう。代謝が上がることで、善玉コレステロールの生成が活発になるとされています。 血液検査の結果が出たら、一度ご自身でLH比を計算してみましょう!

●LH比を改善するには
LH比を改善するには、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことが大切です。
悪玉コレステロールを減らすには、海藻類・青魚・大豆製品などを積極的に食べましょう。善玉コレステロールを増やすには、生活の中に運動を取り入れましょう。代謝が上がることで、善玉コレステロールの生成が活発になるとされています。
血液検査の結果が出たら、一度ご自身でLH比を計算してみましょう!