2023年1月号 冬の乾燥肌のかゆみ
〇 加齢と乾燥肌の関係
〇人間の皮膚にはいろいろと工夫された装置が3つあります。
〇乾燥するとなぜかゆみが出るのか?
〇乾燥肌 症状の段階
〇症状別の治療法
医薬品、医薬部外品、化粧品などさまざまなものが市販されていますので、自分の肌に合うものを選択して欲しいと思います。
保湿剤を塗るタイミングは、お風呂上がりにすぐ塗ります。また塗る時には、擦り込むのではなく、優しく、皮膚をなでるように塗るのがポイントです。
「皮脂欠乏性湿疹」の場合には、保湿剤だけでは治療はできません。かき傷の部分などに保湿剤を塗ると、さらにかゆみを招く要因になることもあるので、注意が必要です。
湿疹が生じている場合は、ステロイドが入った塗り薬を用いて最初に炎症部分を治療することがポイントです。湿疹をコントロールした上で、保湿剤を使って乾燥を防ぎます。また、ステロイドの薬にはレベルがあります。自分に合ったものを選択するために専門医に相談してもらいたいです。
〇日常の予防法
空気の乾燥に加え、室内では暖房を使用するとより湿度が低下しますので、加湿器などを使って室内の湿度を上げるようにしましょう。また、入浴時に体を洗うときはゴシゴシとこすらない。長湯をしないことも大切です。